【演題名】 OCTが治療戦略の決定に有用であった免疫チェックポイント阻害剤に起因した coronary plaque erosionの一例
【受賞者】 山梨大学医学部附属病院 循環器内科 臨床助教 市川優真
【詳細】
近年、抗PD-1療法を含む免疫チェックポイント阻害剤(ICI)が動脈硬化の進行や内皮障害を引き起こし、免疫関連有害事象(irAE)の一環として急性冠症候群(ACS)を誘発する可能性が指摘されています。
しかしirAEとしてのACSの報告は非常に稀であり、治療方針も確立しておりません。
当症例ではirAEとしてのACSに対して光干渉断層撮影(OCT)を用いて治療戦略を立てた一例であり、過去に同様の報告は存在しないため報告いたしました。
【受賞コメント】
佐藤明教授、小林剛先生をはじめとする多くの先生方に多大なるご指導と温かいご助言を賜り、このたびの栄誉あるAwardを頂くことができました。心より感謝申し上げます。
今後もこの感謝を胸に、日々研鑽を重ね、より一層精進してまいります。引き続きご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
