山梨大学医学部循環器内科

須藤洸司先生、黒木健志先生が心臓デバイス植込み時に3次元デリバリーシースを用いた心筋生検術の新たな手法に関する論文を「Heart Rhythm」に発表

2025.4.25
詳細

心筋生検による心筋の病理学的所見は心筋症の診断において重要な手技・検査です。

本研究では心臓植込みデバイスの植込み術の際に、心室ペーシングリード植込み用の3次元デリバリーシースを用いて心筋生検を行う新しい生検手法と、得られた心筋の病理学的所見を検討しました。連続20症例に対して心臓植込みデバイスの植込み時に、3次元デリバリーシースを用いた心筋生検手法を行い、安全かつ迅速な手技を可能にすることを証明しました。さらに、心臓植込みデバイスが必要な症例の約20%(4/20例)に心筋症(心アミロイドーシス)を認めており、診断に至りました。3次元デリバリーシースを用いた本手法は心筋症の早期診断に有効である可能性が示唆されました。

論文名:

Novel technique and assessment of available 3-dimensional delivery sheath for endomyocardial biopsy during cardiac device implantation

 

著者名:

Koji Sudo, Kenji Kuroki, Kazuto Nakamura, Yosuke Watanabe, Manabu Uematsu, Chisa Asahina, Yuya Tanaka, Tsuyoshi Kobayashi, Akira Sato

 

掲載雑誌:

Heart Rhythm. 2025 Apr;22(4):998-1007. Doi: 10.1016/j.hrthm.2024.10.069